2011.4.6 第275号

FAX北九医ニュース 北九州市医師会広報委員会



小児用肺炎球菌ワクチン及びヒブワクチンの接種再開等について
標記ワクチンについては、同時接種後の死亡例が複数報告されたことを受け、平成23年3月5日以降、専門家による評価を実施するまでの間、念のため、接種を一時的に見合わせていたところですが、3月24日に開催された専門家会議において、安全性上の懸念はないとの評価を受け、厚生労働省が4月1日からの接種再開を決定しております。
これを受け、北九州市におきましても標記ワクチンの接種について、4月1日から接種再開することとなりました。
尚、Q&Aを含む標記ワクチン接種の一時的な見合わせ・再開に関する一連の資料は、厚生労働省ホームページ「ワクチン接種緊急促進事業について」に掲載されておりますので、ご参照ください。


東北地方太平洋沖地震に関する各種通知文書について
東北地方太平洋沖地震の発生に伴い、厚生労働省や日本医師会から様々な取扱い通知が多数発出されております。
これらの通知は、「被災者の一部負担金の取扱い」等、医療保険関係を中心とした通知を取りまとめ、ホームページに掲載致しましたので、ご参照下さい。
尚、ホームページへは、http://www.kitakyushu-med.or.jp/b009.htmlからアクセスされるか、又は『北九州市医師会トップページ』⇒『〔医師・医療関係の皆様へ〕の「東北地方太平洋沖地震関係」』よりご覧下さい。


東北地方太平洋沖地震に伴う医療救護活動について
未曾有の大きな被害をもたらした東北地方太平洋沖地震から9日目の3月20日から3日間、全国の医師会が被災者の救援に向かう中、本会も12名のスタッフで構成した災害救護チームを茨城県高萩市へ派遣し、高萩協同病院を拠点に医療救護活動を行った。
市内の病院のドクターカーとワゴン車1台の計2台の車で茨城へと向かった。3月20日は高萩市の2ヶ所の避難所、21日は北茨城市と太平洋側の5ヶ所の避難所、22日は高萩市の2ヶ所の避難所を巡回診療した。
他にも、市内の病院が同じ3月20日〜22日の間、仙台市に検視チームを派遣している。


「聴覚障害者・外国人のための SOSカード」について
日本聴覚障害者建築協会では、災害時や緊急時における聴覚障害者、発話困難者、外国人及び意思伝達が不自由な方々が安心して暮らせる環境づくりを目指して、「SOSカード」を作成し各医療機関へ常備頂くよう普及活動を行っております。
「SOSカード」は、人間のイラストなどが記してあり、指をさすだけで体の痛い部位や痛みの程度を伝えることができるよう作成されておりますので、聴覚障害者や外国人等の受診時等にご活用ください。
尚、「SOSカード」につきましては、日本聴覚障害者建築協会ホームページ及び福岡県医師会ホームページ(リンク)よりダウンロードできます。


ネット上の書き込みについて
現在、ネット上の掲示板、ツイッター、ブログ等において、「日本医師会が(福島第一原発の)50km以内には立ち入らないように勧告した。」との内容が出回っています。
日本医師会が、このような勧告を行った事実はありません。これまで、さまざまな機関から発出されている情報が錯綜しているなかで誤解を生じた可能性は否定できません。


平成22年度の北九州市関係委託料の請求漏れについて(再)
平成22年度の委託料の請求漏れにつきましては、前号のFAXニュースにてお願いしていますが、22年度分の委託料請求の提出日が近づいて来ましたので、あらためまして、請求漏れのないよう、今一度ご確認の上、平成23年3月分の各種検診の請求と一緒に各地区医師会へ提出下さいます様お願い致します。