2010.6.6 第259号

FAX北九医ニュース 北九州市医師会広報委員会



◆◆◆保険委員会だより◆◆◆

診療報酬請求において、会員より査定に対する質問が委員会に寄せられています。わかる範囲内を委員会で検討してお知らせ致しますが、委員会は審査会ではありませんので、ご参考としてお目通し下さい。
・片頭痛に対する投薬については、併用禁止のものが多くありますので(例えばイミグランとアマージの同時処方等)ご注意下さい。
・コレステロール脂質関係の薬は、常用以外の場合は、コメントもしくは病名等にご配慮願います。
・「アレルギー性鼻炎」に対して、オノンカプセルは保険適応ですが、オノンドライシロップは保険適応外となりますので、ご留意下さい。
・メルビン錠は、腎機能障害者(軽度障害も含む)や透析患者(腹膜透析を含む)等に対する投与は禁忌となっています。
再度『薬価事典』で適用や禁忌等を確認し、用法・用量を守って処方して下さい。




◆◆◆短信◆◆◆

中医協は6月2日(水)の総会において、出来高で算定の病棟に入院中の患者が他の医療機関を外来受診した場合、外来受診先の医療機関で「投薬」「注射」の算定を認める方向で合意した。厚労省の保険局は近く、2010年改定の留意事項通知の一部改正を行う方針。
尚、入院先の入院基本料が減額されることになった問題については、医療側委員が問題提起をしており、引き続き議論が行われる。