2009.1.21 第234号

FAX北九医ニュース 北九州市医師会広報委員会



◆◆後期高齢者医療広域連合の健康診査実施に係る留意点について◆◆

福岡県医師会の集合契約で実施している福岡県後期高齢者医療広域連合の健康診査については、75歳の誕生日を迎え、広域連合の被保険者になった方が対象となりますが、広域連合が誕生日月の月初めに受診券を送付しているため、75歳の誕生日を迎える前(被保険者になる前)に受診するという事例が生じています。
そのため、誕生日前の受診者分については、実施医療機関への支払いが行われておりませんので、このような事例の報告があれば、支払いが行われるよう福岡県医師会から広域連合に申し入れを行うとのことです。
つきましては、本件に該当する事例があれば、ご所属の各区医師会へご連絡下さい。
また、実施医療機関におかれましては、受診券及び被保険者証をご確認のうえ健診を実施下さいますようお願い致します。




◆◆◆ 短信 ◆◆◆

今月14日(水)に行われた中医協診療報酬基本問題小委員会に厚生労働省が提出した資料によると、診療所の総医療費のうち、初・再診料等の割合は21%となっており、病院の3%に比べると、圧倒的に基本診療料に依存していることが分かった。
これを無床診療所について、各科別にみると「皮膚科(43.8%)」「耳鼻咽喉科(38.3%)」「整形外科(30.6%)」「小児科(28.1%)」は、総医療費に対する基本診療料の占める割合が高い。
更に、その中でも「皮膚科(27.0%)」「耳鼻咽喉科(23.4%)」「小児科(18.3%)」は基本診療料の中に占める初診料の割合が高く、「整形外科(18.9%)」は再診料の占める割合が最も高いという傾向になっている。
尚、無床診療所と有床診療所の間で、ほとんど傾向の違いはない。
また、病院においても病床数が少なくなるほど、全医療費に占める基本診療料の割合が高い。
(「500床以上=2.1%」「499床以下=2.5%」「299床以下=2.6%」「199床以下3.6%」「99床以下=5.4%」「49床以下=7.4%」)