2006.11.21 第200号

FAX北九医ニュース 北九州市医師会広報委員会



◆◆◆ 日本脳炎ワクチン(化血研)のシリンジ製剤からバイアル製剤への容器変更について ◆◆◆

日本脳炎ワクチン(化血研)については、現在のところ、シリンジ製剤のみを供給しておりますが、諸般の事情により、再度バイアル製剤のみの供給へと変更されることになりましたので、お知らせ致します。
尚、新バイアル製剤は、11月末頃に供給される予定ですが、現在供給中の日本脳炎“化血研”シリンジ(ロットP11)の有効年月日は平成18年12月8日となっておりますので、充分ご留意下さいます様お願い致します。




◆◆◆ 短信 ◆◆◆

@リハビリ問題について
11月10日(金)の厚生労働委員会において、社民党の阿部知子衆議院議員(小児科医)は、いわゆるリハビリの日数制限問題について、医療機関が上限日数の除外規定に当たると判断をして上限日数を超えてリハビリを継続し、その後、レセプトの審査で請求が認められなかった場合、これは混合診療には当たらず、上限日数前に遡ってすべて自由診療にならないことを通知で周知するべきではないかと質した。
これに対し、厚労省の水田保険局長は、そういう誤解が実際にあるのかどうか、通知が必要かどうか、省内で検討を行うという回答にとどめた。
また、7日付の朝日新聞に同省の原医療課長が「リハビリという手段が自己目的化してしまう『訓練人生』が望ましいかどうか、よく考える必要がある」と述べていることに対し、「誰もいいとは思っていない」と問題視した。
水田局長は「省内の研究会が用いた表現を引用したに過ぎない」とかばったが、阿部議員は「患者心理を逆なでしかねない」と強く釘を刺した。

A大手製薬メーカーの中間決算について
大手製薬メーカー4社の9月期中間決算が発表となった。
武田薬品とエーザイが過去最高の営業利益を更新した一方、アステラス製薬と第一三共は減益となった。
この傾向は来年3月までの通期決算でも同様となる見通し。
4社とも売上自体は好調を維持したが、研究開発費の負担の大小が明暗を分ける格好となった。