会長挨拶

  北九州市医師会 会長
穴井 堅能 (あない けんのう)
北九州市医師会のホームページにアクセスをいただきありがとうございます。
北九州市は日本海に面した九州最北端の都市で、古くから九州の玄関港として、また長崎街道の宿駅として栄え、近代に入ってからは官営八幡製鐵所(現日本製鉄梶jの建設を機に、四大工業地帯の一角として高度経済成長の一翼を担って来ました。
かつては「鉄の街」として知られた政令指定都市ですが、近年は公害を克服した経験が評価され、国から「環境未来都市」としての選定を受け、低炭素社会の実現に向けた活動の他、「SDGS未来都市」としての選定も受け、様々な地域活動を通して持続可能な開発目標の実現に取り組んでいます。
こうした活動により、専門誌などからは「子育てしやすい街」や「オトナが住みたい地方」の第1位に連続して選ばれるなど、官民が一体となって子どもから大人までが住みやすい街づくりを目指しています。
また、北九州市は本州と九州を繋ぐ関門橋や日本有数のカルスト台地として有名な平尾台、日本新三大夜景に認定された皿倉山や高塔山からの眺望、門司港レトロといった多くの観光スポットを擁し、加えて海の幸山の幸の恩恵にもあずかる自然豊かなところですので、全国の皆さまにおかれましては、ぜひ一度ご来北いただきたいと思います。
医師会については、元々門司・小倉・八幡・戸畑・若松という旧5市にそれぞれの医師会がありましたが、昭和38年の5市合併により北九州市が誕生し、5市が5区という位置づけに変わったことを機に、医師会においても、新たに北九州市医師会が発足し、100年の歴史を誇る旧5市医師会は法人格を残したまま地区医師会として存続するという全国でも珍しい組織となりました。
現在は昭和53年に産業医を育成する唯一の教育機関として開学した産業医科大学による医師会を加えた6医師会により構成されています。
我が国は今、人生100年時代を迎えようとしており、長寿に加え、健康寿命という質も問われる時代になりました。
人生を長く豊かに過ごすためには何より健康が大切です。
北九州市医師会では医療を中心として、保健や介護等の充実に取り組んでおり、救急医療体制の整備や認知症を含めた介護予防、検診、そして各ライフステージに応じた健康づくりを支援し、災害対策にも注力するなど、幅広い活動に取り組んでいます。
その一環として、皆さまには健康に関することを何でも気軽に相談できる「かかりつけ医」を持つことを推奨していますので、本ホームページ上に簡単に操作ができる「医療情報検索システム」を設けています。
市民をはじめとした近隣地域の皆さまには、医療機関を受診する際に、また「かかりつけ医」を選ばれる際にお役立ていただければ幸いです。
わたくしどもは今後とも皆さまから安心して「かかりつけ医」と呼んでいただける信頼ある医師とそれを支える医師会を目指して参りますのでよろしくお願い申し上げます。